女性の脚

カビや酵母を専門用語で真菌と呼び、人に感染することで増殖して悪い影響を与えるのが真菌性の感染症です。
真菌で有名なものは手足に感染する白癬菌の水虫、性器に感染するカンジダ症などがあります。
真菌は原生微生物のひとつで、細菌やウイルスとは異なる性質のため、治療には専用の抗真菌薬が必要となります。
イトリゾールは抗真菌薬のひとつで、成分をケトコナゾールとしてイミダゾール系に属し、幅広い抗菌スペクトルを持つことから多くの真菌感染症の治療に用いられます。
抗真菌薬には皮膚に塗って治療するクリームなどの外用薬と、錠剤を飲むことで体内から作用する内服薬が存在しますが、イトリゾールは主に飲み薬として使用されます。
一般的な治療薬は服用すると血液中に溶け出し、その作用によって効果を発揮しますが、一定の時間が過ぎると濃度が半減して体外に排泄される仕組みです。
そのため、通常は血中濃度を維持するため、血中半減期に合わせて服用を続けることが必要になります。
イトリゾールも例に漏れず血中濃度は24時間までしか維持できませんが、爪や皮膚への移行性が非常に高く、血液中から薄くなっても感染部位に移行した成分は長期間で維持されるようになっています。
爪に移行したものは1年以上もの期間で効果が維持されることが報告されているため、イトリゾールは継続して服用し続ける必要がないというのが特徴です。
ただし、移行するまでに効果を薄めることはできないため、集中して服用する期間と休薬の期間を設けるパルス療法が採用されています。
イトリゾールを用いたパルス療法は、服用を1週間だけ続け3週間は休薬するのを合計3サイクル行うもので、集中して服用することで身体に効果を残して副作用のリスクを抑えることが可能となっています。